デジタルドリルシステムは自分の習熟に応じて進めることができるシステムで、授業のまとめ時に知識の定着を図る場合や予習、復習で使われる場合が多くあります。他にも単元の導入前に必要な基礎的知識の土台を揃えるために活用することもできます。例えば体積を求める際には、まず面積を求める力が必要です。他にも割合の学習では小数や分数の計算をする技術が必要ですし、それらの資質・能力の育成が将来的には比例や反比例、縮図や拡大図につながります。系統的な学びが展開される中で、前の学習でのつまずきは、その後の学びに大きな影響を与えます。学習の直後は理解していても、時間が経つと忘れてしまうこともあるため、知識の掘り起こしや学び直しとしてデジタルドリルシステムを活用することが有効です。デジタルドリルシステムでは教員が子どもの学習の状況を細かく把握できますし、子どもがアクティブに進めることができる工夫がされています。