プログラミング教育に関する研修は,次の要件を満たすよう計画してはどうでしょうか。そうすることで,研修の目的に応じた講師の依頼等を検討しやすくなります。

要件1 プログラミング教育の目標やプログラミング的思考等,プログラミング教育全般について理解する。
要件2 プログラミング言語やプログラミング教育用の教材を活用するスキルを向上する。
要件3 各教科の時間におけるプログラミングの授業づくりについて学ぶ。

例えば要件1について,教育課程との整合性のある講義を望むのであれば指導主事等が適任でしょう。プログラミング教育の理念や概念等について学術的に学びたいのであれば大学教授等への依頼をしたいところです。

要件2については,プログラミング教育に関する企業や法人,自治体で使用を決めているソフトウェアの開発会社に依頼する事も考えられます。

要件3については,先進的に取り組んでいる自治体や学校,場合によっては,市内で先行して実施している学校の教員に依頼しても良いでしょう。もちろん,指導主事が行う事も考えられます。

この時の講師の選定に参考となる情報は「未来の学びコンソーシアム」や「ICT CONNECT 21」の情報を参考にすると良いと考えます。

参考リンク先

未来の学びコンソーシアム:https://miraino-manabi.jp/
ICT CONNECT 21:https://ictconnect21.jp/

次に,研修の具体の内容検討で次の点を考慮してはどうでしょうか。

まず,プログラミング教育の大きな課題として,ほとんどの教員に授業の経験がないことがあげられます。そのため,初任者研修等,経験の浅い教員向けに行なっている教員研修の内容を計画するときの考え方が参考になります。例えば授業づくりについては,授業の計画の仕方,教材の提示の仕方,板書の活用の仕方等について丁寧に研修します。このことは,経験の長い教員にとっても必要です。

また,複数の研修を通して要件を満たすよう(研修Aは要件1,研修Bは要件2と3など)研修を計画しても良いでしょう。年間を通じて,もしくは新学習指導要領の全面実施の年を目標に2年計画で,自治体内の全ての教員に授業力向上を目指して,どのような計画で研修を組んだら良いか考えることは,行政の大事な役割です。

そして,できれば管理職対象のカリキュラムマネジメントの研修の中に,プログラミング教育のことについて触れる時間を設けたいところです。

以上,各自治体の研修計画の際の参考になれば幸いです。

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in 02.研修 Tags: プログラミング研修

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