よくある質問

プログラミング教育とは、授業での「プログラミングの体験」を通して「①私たちの身の回りに当たり前にある、けれども実は仕組みをよく知らないコンピュータについて知り」「②それらを使った問題解決に必要な論理的思考」や「③問題解決をしていこうとする気持ち」を育てる教育です。
例えば、理科の授業で「人がいると自動で点灯する照明のプログラムをつくる体験」を通して、「①自動で人がいるか判断する機械には、センサと、その動きを制御するコンピュータが入っている」ということを知り、「②センサとコンピュータを使うときには、センサが感知した場合と感知していない場合の、両方の手順を決めなければいけないんだ」という考え方や、「③家の玄関にも使えるものをつくれないかな」という問題解決をしようとする気持ちを育てます。
学校では、社会の仕組みを、どのような職業に将来就くに関わらず教えています。農業や工業、芸術やスポーツ、サービスに関わることなど、様々なことを授業での体験を通して子どもたちは学びます。コンピュータやその活用による問題解決もその一つである、というのが、プログラミング教育を小学校から必修化する大きな理由です。
そして、発達の段階に応じて、求める資質・能力も高度化します。生活だけでなく社会へ、現在だけではなく未来への影響も踏まえて、私たちの社会が持続可能な発展させるために必要な資質・能力を、小・中・高等学校を通じて育成する教育なのです。

詳しくは,「教育の情報化に関する手引(令和元年度版)」に,小,中,高,におけるプログラミング教育の考え方についてが示されています。また、小学校に特化されていますが、「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」も参考になるでしょう。また、各学習指導要領における位置付けや捉え方は、総則や各教科の解説,中央教育審議会の答申,小学校段階における論理的思考力や創造性,問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議等の資料を確認するようにしてください。

プログラミング教育とは何ですか。