よくある質問

どのような機器が学校に整備されており,それでどのような学びが実現できるのかを中心に教員から「こんなことはできないのか」といった問いを引き出すような研修が良いと思います。あくまで授業を作るのは教員であり,ICT機器は道具ですので,長時間で細かな説明を行い教員の創造力が狭まったり,覚えることが多くて苦痛となったりするような研修は控えましょう。使ってみて子どもの目の輝きが変わる,子どもの思考の深まりが実感できるような使い方に絞って研修会を開催すると,教員の問いが生まれ,質問が広がり,使い方が広がっていきます。

また,これから常駐で,もしくは定期的にかかわっていくICT支援員の人柄が教員に理解される大切な場面です。教育委員会としてのサポートは十分に行いましょう。先生方との共通点,出身地や趣味などをさりげなく紹介すると人は親近感を持ちますので,普段のコミュニケーションに役立ち,ICT支援員を活用してもらえる雰囲気を作り出せます。

最初の研修後は新しい機器やシステムの導入に合わせて研修を実施するのがよいと思います。しかし,先生方も忙しいため,ICT支援員に気軽に質問できる雰囲気の中でOJTを取り入れながら進めてみてはいかがでしょうか。

校内でICT支援員による教員対象の研修を実施したいです。最初はどのように実施すればよいでしょうか。