よくある質問

教育の情報化は,新しい学習指導要領が実施するされる2020年度に向けて新たな展開を迎えようとしています。新しい学習指導要領では「情報活用能力の育成」は教科を越えて育成すべき能力と位置づけられています。教育の情報化を推進していくことは次の世代の子どもたちを育成する上で「待ったなし」の状況だと言えます。

しかし,教育の情報化の進展状況は,地域間格差や同じ地域内でも学校間格差が生じているのが現状です。教育の情報化を推進していくためには,一人ひとりの教員のICT活用能力の向上のみならず,管理職のリーダーシップのもとにICTを学校全体で活用していくという学校経営が欠かせません。そのためには校長,副校長,教頭などの管理職が教育の情報化の意義や現状をきちんと理解し,自校の課題を踏まえたICT活用のビジョンと実施プランを全教員に示す必要があります。社会の情報化の進展は加速度的です。教育の情報化を推進していくためには管理職対象のICTに特化した研修を継続的に実施していくことが大切です。

JAET(日本教育工学協会)では,「学校におけるICT活用のための管理職研修プログラム」を全国展開しています。このプログラムを実施するのも一つの方法です。このプログラムでは,

  1. 総論:情報化時代の学校経営
  2. 各論A:「わかる授業」のためのICT活用
  3. 各論B:児童・生徒のICT活用と情報化モラル教育
  4. 各論C:校務の情報化と情報化セキュリティ
  5. 各論D:保護者・地域への広報・説明責任

等についてワークショップ形式でJAETに所属する大学の先生が講師として研修を実施しています。東京のS区ではこの研修を,管理職だけでなく,主幹教諭,ICTリーダーに対して悉皆研修として長年実施しています。

予算面で外部講師をすぐに招聘できない場合は,JAETの管理職研修プログラムを参考にして,「新学習指導要領とICT活用」等の内容も加味した研修を,ICT担当の指導主事が講師をして実施すると良いでしょう。

ICT活用を推進する上で管理職の研修は必要ですか?